フリーウェイ PC充電変換アダプタ付属 GaN 65W USB-C充電器 レビュー 【おすすめ】
これなに
USB-IF認証付きのUSB充電器に, USB-C出力を旧来のPCの充電プラグに変換するアダプタの付いたセット
要約
こんな人におすすめ
- 少し古いPCを持ち歩いている人
- USB-C(反QuickCharge)過激派
おすすめできない人
注意点
- 付属のPC充電変換アダプタは他のUSB-C充電器では使えない
パッケージ
底面に「Manufacture: APE Technology Ltd.」との記載がある。
USB-C充電器本体のレビュー
使用しているテスター(TC66)のAliexpress販売ページ
USB-IF認証が付いていることもあり, 5Vも3Aで, 規格違反は見られない。
PDOは本体の印刷のとおり, 5V, 9V, 12V, 15V, 20V であった。PPSには対応していない。
USB-C→PC電源端子アダプタのレビュー
- 他のUSB充電器(45W)に挿しても変換部の赤いランプが点灯して使えなかった
- e-Markerの付いてなさそうなUSB-Cケーブルを使うと赤いランプが点灯して使えなかった
- PCでしばらく使っていると赤いランプが点滅してUSB充電器の出力が5Vになり使えなくなることがあった
要するに
- 付属のUSB充電器とのセットで
- 5A対応の? e-Marker付きのUSB-Cケーブルで
- 最大消費電力が65Wまで?のPCで
しか使えないことがわかった。
あと, 通電するとしばらく15Vがかかったあとに20V超になっていた。
余談になるが, ThinkPad/NECの角型充電端子に変換すると真っ直ぐになってかなり取り回しが悪い。
結局のところこれは何
検索すると APE Technologyの製品紹介ページ が出てきた。説明を雑に読むと, USB-C充電器とPC充電端子変換アダプタの間で通信して, USB-C充電器が適切な電圧(15V, 16V, 19V, 20V)を出力しているようだ。USB充電器とPC充電端子変換アダプタの共通部分の間はPDの標準規格で通信するとして, PC充電端子変換アダプタの共通部分とそれぞれのPC充電端子の間は通信線はないように見えるので, 2線で給電と通信を同時に行う, 鉄道模型におけるDCCのようなことをしているのだろうか。
上に少し書いたが, 旧来のPC向けに適切な電圧を出力するのはUSB充電器側が担っている。標準規格で必須とされている電圧でない16V, 19Vは独自に設定しているようだ。テスターのみを接続してPDOを確認したときは表示されなかったのでSplitted PDOだろうか。
このようにUSB-C充電器側がOptional PDOで適切な電圧にしているので他の充電器ではこの変換アダプタは使用できない。PPSでやっていれば汎用的になっただろうに…
なんでUSB-IF認証を貰えてるの
(標準以外の電圧を喋ることも規格違反ではないが, )Splitted PDOで専用アダプタ以外にはあくまで標準の電圧しか喋らず, また, 認証はあくまでUSB-C充電器単体へのものなのではないでしょうか。USB-Cメスを規定外の端子(例: USB-Aオス)に変換するのは規格違反らしいので。